【名称・代表】
フリーダムスペース
代表：山口 慧
【住所】
東京都新宿区高田馬場3-34-16YS ビル301
【業種】
リフォーム業
【資格】
２級建築施工管理技士
【連絡先】
メール：yamaguchi@freedomspace.co
【代表者自己紹介】
私は社会に出てから約10年程建築や内装業界で経験を積み、2017年に起業しました。
そして実は社会人生活の間で2009年に一度派遣切りに遭ったことがありました。ご存知かもしれませんが当時リーマン・ショック後で派遣切りが大流行しており、その流行に私ももれなく乗ったということです。まともに就職もせずチャランポランに派遣社員として働いていたので自業自得なのですがまさに絶望です。
当時は社会が閉塞感に満ちており、世の中が本当に暗い雰囲気でした。
そこでバックパッカーの初心者コースと呼ばれる陸路でタイ→カンボジア→ベトナム→ラオスと周り最後またタイに戻るという約3ヶ月の旅を行う決心をしたのです。その中で色々なゲストハウスに泊まり、たくさんの人と仲良くなったり、その場で旅のルートを決めたりとても自由で楽しい旅でした。
そんな経験から帰国後もとずっと思っていました。
そして2015年頃からAirbnbが話題になり、ゲストハウスも日本に増えてきた一方で空き家や空室問題も深刻化してきていることから確実に時代はゲストハウスや民泊を求めていると思い、自分の専門は建築や内装の設計施工になるので「宿を造る」事業で2017年6月に起業を決心しました。
ところが「時代が求めている」と思っていたのですが始めは全く上手く行きませんでした。
当時はヤミ民泊と呼ばれる宿泊施設が多くあり、それを取り締まる法律も十分に整備されていなかったため法律の壁をクリアしなくても簡単に宿泊業をすることができたからです。
起業してしばらくは中々集客も上手くいかず親切心でタダ働きをしたにも関わらずその後相手が音信不通になるなんてこともありました。
今思い返すと色々とやりようがあったと思うのですがその当時の私はとにかくガムシャラに動き回ることしかできませんでした。
そんな流れが変わったのが2018年の民泊新法と呼ばれる住宅宿泊事業法のスタートと旅館業法の改正でした。これにより宿泊業をするための法律が整備され簡単に民泊などを営業することができなくなったのです。
そこから徐々に工事や図面の作成、行政の対応などを頼んでもらえることが増えてきました。
そして2019年に空き家の活用を促進するために建築基準法が改正されて旅館業をとれる建物の幅が大きく広がったため”民泊に詳しい建築の専門家”として
2020年には東京オリンピックがあり政府もインバウンド推進していくという方針を示していたためこれまでしてきた足場固めがいよいよ実を結びそうだなと思っていた、
そんなところで世界を襲ったのが新型コロナウイルスでした。
インバウンドは減少というより実質消滅し、東京オリンピックも延期になりました。
当然民泊やゲストハウスを始めようという人もいなくなります。
時代がこの仕事を求めなくなったのです。
そこで私は自分が結局時代に助けられていただけだったということに気付きました。
半分思いつきのような形で起業をし、ロクに事業計画も立てていなかったため最初の一年は十分な売上をあげられず、たまたま法律のスタートや法律の改正に助けられていただけだったのです。
そこから私は自分が誰にどんな価値を届けられるかを必死で考えました。
もちろんこれから時代がどう変わっていくかも含めてです。
しかし私が出した結論は「時代に左右されない価値」を届けるというものでした。
私はこれまで会社員時代も含めて数多くの建築関係の見積書を見てきました。
主に工事関係のものです。
その中には怪しい金額の見積書もあり、そういう時は正々堂々と工事業者と交渉してきました。
そして特に起業してから多くの人と接する中でリフォームなどの工事を心から納得できずに半信半疑で頼んでいる人がかなりいるということを知りました。
よく考えたらほとんどの人は建築やリフォームの知識がないのだから当たり前のことです。
そう考え、私がこれまで工事業者と交渉することで得てきた知識を共有するためにこのメディアを作りました。このメディアを通して少しでも多くの心から納得してリフォーム工事を頼むことができるようになればこんなに嬉しいことはありません。
長話にお付き合いいただきありがとうございました！
出版電子書籍 「空き家活用リノベーションのすすめ」
